大物釣り師幻の巨大イトウに挑んだ男を読んだのでレビューを書きたいと思います。
Twitterでちょっと過度に紹介されてるなぁと感じて正直ちょっと敬遠していました。
中身に興味はあったのですが、自身がやっていないイトウ釣りの小説という事ですぐに読みたいと思わなかったんですね。
私の他にもこういった人はいると思いますが、実際に読んでみた感想は・・・もっと早く読んでおけばよかった!です(笑)読まず嫌いは勿体無いと思います。
私がこの本を手にとった理由は2017年にイトウを狙いに遠征に行って悔しい思いをし、この本が気になっていたタイミングでちょうど読む機会があって、実際に読んでみたらかなり共感できる内容でとてもおもしろい釣りの小説でした。
イトウ釣りをやっていない人でも大物にターゲットを絞り、釣れない日々が続いてもそれでもなお大物のみを狙い続け、追い続けてる人に是非読んでみて欲しいしおすすめできる本です。
著者の武内貞志さんは実際に大物を狙ってる釣り師との事で小説の内容もかなりリアルに感じました。
私が共感をしたフレーズを何個か抜粋して紹介したいと思います。
「釣り師に釣り場を聞くものじゃないよ」
「釣り具に気持ちをこめる」
「お金にもならない魚一匹のために毎日川に通うんだから」
「漠然と釣りをして釣れちゃった1メートルのイトウと、苦労して苦労して釣った1メートルのイトウでは、感動も重みも違う。価値が全然違う」
こんな感じで釣りをする人にとっては共感できるような内容が盛り沢山となっています。
そしてイトウ釣りのヒントも盛り沢山でした。
イトウの習性をよく知らない私にとっては、おぉ!そうなのかぁ!というような事が書いてありました。これからイトウを狙う人は読んでおいて損はないと思います。
ちょっとストイックすぎて、イトウの大物を狙うのって大変だな・・・止めようかな・・・って思ってしまう危険性もありますが・・・私は一瞬そう思ってしまいました(笑)
まとめると
イトウを狙ってる人、これからイトウ釣りを始める人は是非読んでみた方が良いと思いますし、海や川でイトウじゃない別のターゲットの大物を狙ってる人にもおすすめできる本となっています。
私はブラウントラウトの大物をよく狙っているのですが考え方的に合致する部分が結構ありました。ちなみに同じ場所で粘り続けるという部分は合致していませんがこの考え方にマッチする魚はたくさんいると思います。
私はブラウントラウトならこうだよなぁとか、ここは一緒だなぁとかイトウと比較をしながら読んで楽しかったです。
特に今は冬で釣りに行きたくても釣りにならない日が多い人がたくさんいると思うのでこういった時に読むのがいいんじゃないかと思います。
そうそう、エンディングが意外というか、そうかぁ~こういう終わり方をさせるんだぁとかなり感心しました。ぜひエンディングまで読んでみて欲しいです。
実際にイトウ釣りをしてる人の中にはバイブルにしてる人もいるそうなので、イトウを狙ってる人、これから狙う人にもおすすめです。
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